変換のツール
単位もフォーマットもファイル形式も、その場で変換する。
以下のツールはすべてブラウザ内で動作します。アップロードは行いません。
単純に見える変換ほど、定義でつまずく
このカテゴリのツールはどれも、道具が要るとは思えないほど単純な問いに答えます。何日か、何パーセントか、 何キログラムか。それでも必要になるのは、どれも内側に「定義の問題」を抱えているからです。 同じ2つの日付の差を数えて、2人が違う答えを出し、しかも両方とも正しい、ということが起こります。 ここのツールは、どの数え方を採ったのかを明示し、他の数え方も並べて見せます。
日付 — 数え方が問いのすべて
日付の差も年齢計算も、要は両端を数に入れるかどうかです。 2つの日付の間隔(算術的な差)と、関わる日数(両端を含むので1日多い)は別の数字です。 契約期間、予告期間、入院日数は、それぞれどちらかの慣習に寄っているので、 必要な数字はその数字を何に使うかで決まります。
もう一段複雑にするのがうるう年です。年齢は 365.25 で割る計算ではなく暦の操作で、 2月29日生まれの人の誕生日は多くの年に存在せず、妥当な扱いは国によっても違います。 どちらのツールもローカル時刻ではなく UTC の暦日で計算しています。ローカル時刻で引くと、 夏時間の切り替えを跨いだ区間が 23 時間や 25 時間になり、結果が黙って1日ずれるためです。
パーセント — 実害の出る2つの罠
パーセント計算の間違いは、ほぼ2種類です。 1つはパーセントとパーセントポイントの混同で、3% から 4% への変化は 1 ポイントの上昇であり、 同時に相対的には 33% の増加です。金融や医療の報道はこの2つをよく混ぜます。 もう1つは、操作が可逆だと思い込むこと。20% 下げてから 20% 上げても元には戻らず、4% 低い値に着地します。 2回目のパーセントが、より小さい母数にかかるからです。50% の下落を取り戻すのに 100% の上昇が要るのも 同じ非対称性です。
単位 — 同じ名前で違う量
単位換算はほぼ機械的ですが、危険が1つあります。 同じ名前の単位が複数の量を指すことです。米ガロンと英ガロンは約 20% 違います。 液量オンスも両者で違い、しかもガロンとは逆向きにずれます。トンには米トン・英トン・メートルトンがあります。 レシピ、燃費、輸送重量で効いてくる話で、しかもどちらで読んでも数字が「それらしく」見えるため 間違いに気づけません。換算する前に、元の数字がどちらの体系のものかを確かめてください。
ファイル — 変換で残るものと消えるもの
PDF の結合・分割はページの内容を保ちますが、 付随するすべてを保つわけではありません。結合先の文書を指すしおりと、入力可能なフォーム欄は、 結合が使うページ複写の操作で失われます。この挙動はこのサイトでは主張ではなく自動テストで実測していて、 土台のライブラリが変わっても記述が嘘にならないようにしてあります。 目次やフォームが重要な文書は、原本を残しておいてください。
QR コードには、印刷前に理解しておく価値のある トレードオフがあります。誤り訂正レベルを上げると、汚れや部分的な隠れがあっても読めますが、 その分だけ容量を消費するので、同じ内容でもセルが細かくなります。長い URL を最高レベルで作ると、 小さく印刷したときにカメラが読めないほど密になります。印刷サイズを大きくするより、 URL を短くするほうがはるかに効きます。
処理はすべてブラウザ内
このカテゴリのファイル系ツール(PDF・QR)は、すべて手元で動きます。文書は開かれ、書き換えられ、 返されるまで一度もアップロードされません。サーバーとの往復より速く、そしてその文書が契約書や請求書、 個人的な書類のスキャンであるなら、単純にそのほうが良い取り決めです。これは約束ではなく検証済みで、 自動テストが実ファイルを投入し、データを外へ運ぶ通信が1件でもあればビルドを落とします。