単位換算
長さ・重さ・体積・温度・面積・速度・データ量を換算し、全単位を同時に並べて表示します。
すべてブラウザ内で動作します。入力した内容はアップロードされません。
ReadoutKit / Takashi Yamazaki が執筆・保守しています
仕組みと使い方
ひとつの方法で、すべての単位を
ここにある各カテゴリには基準単位がひとつだけあります。長さならメートル、重さならキログラム、体積ならリットルです。ほかのすべての単位は、その基準に対する倍率として保持されています。したがって任意の2単位間の換算は2つの操作で済みます。基準単位に割り、そこから掛け戻すだけです。
結果 = 数値 × 係数(変換元) ÷ 係数(変換先)
これは聞こえる以上に重要です。長さ9単位の換算表を作ろうとすると72通りの項目が必要で、その一つひとつが誤りを混入させる機会になります。9個の係数だけを持てば、72通りすべてが同じ9個の数字から導かれ、互いに矛盾しないことが保証されます。
温度だけが例外
温度の尺度はゼロ点を共有していないため、倍率だけでは足りません。各単位はオフセットも持ちます。
°C = (°F − 32) × 5/9°C = K − 273.15
覚えておく価値のある帰結があります。この式で温度の差を換算することはできません。10℃の上昇は18°Fの上昇であって、50°Fの上昇ではありません。オフセットは尺度上の「点」に適用されるもので、その上の「区間」に適用されるものではないからです。
摂氏と華氏は−40で一致します。これは実用的な検算になります。−40を入れて−40が返らない換算ツールは、どこかが間違っています。
名前は同じでも大きさが違う単位
いくつかの単位には複数の流儀があります。差は丸め誤差ではなく、レシピが失敗し、貨物の見積りが狂い、燃費の比較が無意味になる大きさです。以下の数値はすべて、上の換算ツールと同じ係数から計算したものです(換算表を持っていないので、表とツールの答えが食い違いようがありません)。
| 単位 | 大きさ(ml) | 米カップとの差 |
|---|---|---|
| カップ(米) | 236.59 | — |
| カップ(メートル法) | 250.00 | +5.7% |
| カップ(日本) | 200.00 | -15.5% |
| 液量オンス(米) | 29.57 | -87.5% |
| 液量オンス(英) | 28.41 | -88.0% |
とくに料理で効きます。アメリカのレシピの「1カップの液体」は236.59mlですが、日本の計量カップは200mlなので、1カップごとに36.6ml不足します。4カップのレシピなら約146ml——牛乳3/4カップぶんが丸ごと足りない計算です。メートル法の250mlカップを使うと今度は1カップごとに13.4ml多くなります。
液量オンスは逆向きです。英ガロンは米より大きいのに、英の液量オンスは米より小さい。矛盾ではなく、分割数が違うためです。英は1ガロン = 160液量オンス、米は1ガロン = 128液量オンスと定義されています。
| 単位 | 大きさ(L) | 米ガロンとの差 |
|---|---|---|
| ガロン(米) | 3.785 | — |
| ガロン(英) | 4.546 | +20.1% |
2割の差は、燃費の比較を成立させなくします。同じ車が「英ガロンあたり40マイル」でも「米ガロンあたり33.3マイル」になるためです。米ガロンは英国の古いワインガロン(231立方インチ)から、英ガロンは1824年に「水10ポンドの体積」として定義し直されたもので、出自からして別物です。
重さにも同じ問題が、もっと短い単語で存在します。
| 単位 | 大きさ(kg) | メートルトンとの差 |
|---|---|---|
| トン(メートル法) | 1,000.00 | — |
| ショートトン(米) | 907.18 | -9.3% |
| ロングトン(英) | 1,016.05 | +1.6% |
ショートトンは2,000ポンド、ロングトンは2,240ポンド、メートルトンは1,000kgです。「50トン」をどれで読むかで約4.6トン——乗用車2台ぶん——ずれます。曖昧さのある単位については、このツールはどちらの流儀かを明記し、黙ってどれかを選ぶことはしません。
10進と2進のデータ量
データ量は、2つの競合する体系が同時に日常使用されている唯一のカテゴリです。10進の接頭辞(KB、MB、GB)は1,000刻み、2進の接頭辞(KiB、MiB、GiB)は1,024刻みで、後者はメモリの実際のアドレッシングに対応しています。両方を並べてあります。
| 接頭辞 | 10進(バイト) | 2進(バイト) | 差 |
|---|---|---|---|
| キロ | 1,000 | 1,024 | +2.4% |
| メガ | 1,000,000 | 1,048,576 | +4.9% |
| ギガ | 1,000,000,000 | 1,073,741,824 | +7.4% |
| テラ | 1,000,000,000,000 | 1,099,511,627,776 | +10.0% |
差は段を上がるごとに開きます。キロで2.4%、メガで4.9%、ギガで7.4%、テラで10.0%。最後の行が、ストレージについて最もよく聞く不満の全説明です。「1TB」として売られているドライブは本当に1兆バイトを持っていますが、OS が1,024で3回割るため約931GBと表示されます。何も消えていませんし、フォーマットに取られたわけでもありません。同じ量を2つの定義で読んだだけです。
ずれは容量に比例して開きます。4TBのディスクは約3.64TiBと表示されるので、見かけの不足は69GBから364GBに増えます。通信速度にはもう一段の罠があり、こちらはバイトではなくビットで表記されるため、100Mbpsの回線はオーバーヘッドを除く前で毎秒12.5MBが上限です。
全単位の一覧について
結果の下には、同じ値が現在のカテゴリの全単位で同時に表示されます。1ペアずつ換算するより速いことが多く、とくに桁を間違えていないか確かめたいときに役立ちます。180cmの横に5.9ftと70.9inが並んでいれば、入力が正しいかどうかはひと目で分かります。
よくある質問
- 米ガロンと英ガロンはなぜ違うのですか?
- 由来する基準が異なるためです。米ガロンは231立方インチという古い英国のワインガロンに固定され、英ガロンは1824年に水10ポンドの体積として定義し直されました。英ガロンのほうが約20%大きくなります。どちらを指しているかを黙って決めるとレシピや燃費の数字が狂うため、このツールでは別々の単位として並べています。
- GB と GiB は何が違いますか?
- ギガバイトは1,000の3乗バイト、ギビバイトは1,024の3乗バイトです。ストレージメーカーは10進の定義を使い、多くのOSは2進の定義で表示します。「1TB」のドライブが約931GBと表示される理由はこれがすべてです。実際に1兆バイト入っているのですが、コンピュータ側が1,000ではなく1,024で3回割っているのです。
- 温度だけ換算の仕組みが違うのはなぜですか?
- ゼロ点が共通でないためです。長さ・重さ・体積の換算は単なる掛け算で、2メートルの半分はどの単位で見ても1メートルの相当量です。温度は倍率に加えてオフセットが必要で、だからこそ0℃は0°Fではなく32°Fになります。そして温度そのものと温度の「差」を同じようには換算できません。
- 数値はどれくらい正確ですか?
- 使っている換算係数は丸めた近似値ではなく、定義そのものの厳密な値です。1インチは正確に25.4mm、1ポンドは正確に0.45359237kgと、1959年の国際協定で定められています。内部の計算は完全な精度を保持しており、丸めているのは表示だけです。
- レシピの「1カップ」はどれですか?
- 米カップは236.59ml、メートル法のカップは250ml、日本のカップは200mlです。アメリカのレシピを日本の計量カップで作ると、1カップあたり36.6ml不足します(4カップなら約146ml、牛乳3/4カップぶん)。逆にメートル法の250mlカップでは1カップあたり13.4ml多くなります。お菓子作りでは十分に結果が変わる差です。このツールは3種類を別々の単位として並べています——黙ってどれかを「カップ」として選ぶことが、この誤りの発生源そのものだからです。
- 1トンは何キロですか?
- どのトンかによります。メートルトンは1,000kg、米ショートトンは2,000ポンド(907.18kg)、英ロングトンは2,240ポンド(1,016.05kg)です。最小と最大で約12%開くので、「50トン」を取り違えると約4.6トンずれます。海外の貨物見積りや機械のスペック表で表面化しやすい差です。
- 坪はどう定義されていますか?
- 畳2枚ぶんに相当する面積の単位で、正確に400/121平方メートル(約3.31m²)と定められています。不動産の表示では平方メートルと坪が併記されることが多く、日常的に換算が必要になる単位です。
出典
このツールが使っている計算式と税率・基準値は、下記の資料に基づいています。制度は改正されます。ここの数字と出典が食い違う場合は、出典が正しいものとお考えください。
2026年9月1日 時点で、下記の出典と数値を突き合わせています。
- The International System of Units (SI Brochure), 9th editionBureau International des Poids et Mesures
- NIST Special Publication 811 — Guide for the Use of the International System of UnitsNational Institute of Standards and Technology